Travelogue

STAMPSの旅の記録

| STAMP AND DIARY |

高密度コットンの「ウェストタックワイドパンツ」

丈夫で、履き心地のいい「ウェストタックワイドパンツ」は、
何本でもそろえたくなる定番ボトム。

上質なスーピマコットンを贅沢に使用した「STAMP AND DIARY」の「ウェストタックワイドパンツ」は、リピートしてもらえることが多いアイテムです。STAMPSのスタッフの中には、4本ももっている人もいるほど。それほど、“くせになる気持ちよさ”があるんです。

ブラウスやニット、ワンピースなど、様々なアイテムに合わせやすく、オールシーズン活躍する「ウェストタックワイドパンツ」。丈は82cmと91cmの2種類〈1、2〉

細い糸を緻密に織り上げた上質なコットン地

「ウェストタックワイドパンツ」は、2014年から展開しています。「STAMP AND DIARY」でチノパンツを作りたいと考えた時、パートナーである生地のプロフェッショナルの方に相談したところ「チノパンツを作るなら、この生地が最高だよ」と持ってきてくれたのが、1枚のサンプル生地でした。

それは、トレンチコートにも用いられるような、高密度で丈夫な素材として知られる「ギャバジン(通称:ギャバ)」。表面に光沢を帯びたこの綾織の生地はとても上質で、どちらかといえば、コートやジャケットなどに適していて、チノパンツに用いるには少し贅沢な素材でした。でも、長く愛用できる「暮らしの道具」としてのボトムができるのではないかと考え、どうしてもこの生地でパンツを作りたくなったのです。

オリジナルで製作する生地は、細いスーピマコットン糸を経糸と横糸に用いた綾織の生地。目が密で、独特の光沢とハリをもち、耐久性に優れる〈3〉

現在、パンツに使用する生地はオリジナルで製作しています。使用するのは、高品質な超長繊維綿のスーピマコットン。糸は細ければ細いほど、やわらかく、光沢のある生地になります。そのため、なかでも細い糸を厳選して、経糸と横糸の両方に使って織り上げています。

織り上げた生地は、表面に特別な加工を施して、さらに目をぎゅっと詰めます。これにより、耐久性が上がるだけでなく、体に馴染むしっとりとした肌触りになると同時に、洋服に仕立てた時に形が際立つようなハリのある質感が生まれます。実は、この生地は縫製工場泣かせ。ミシンの針が入りにくいため、縫製が大変難しいのです。それほどに目が密で丈夫な素材なんです。

シーンを問わずに着られる永年定番のデザイン

この生地をテーパードシルエットのパンツやタックスカートなどに仕立てるシーズンもありますが、人気で毎年必ず展開しているのが「ウェストタックワイドパンツ」です。

美しいドレープを作り出しているのが、前面に施されたタック。左右に3つずつタックを付けていますが、内側2つは外向き、外側1つだけ内向きに。このタックが裾に向かって緩やかに細くなるコクーン型のシルエットを生み出します。ワイドでリラックス感がありながら、広がりすぎず、動きやすいフォルムをかなえています。

写真左:ハリのある生地のため体のラインを拾いにくく、スタイルがよく見える。フラップ付きのポケットもポイント〈4〉 写真右:前面に施されたタックは、外側のみ内向きにすることで、緩やかなコクーン型のシルエットに。カラー展開は、ベージュと紺、黒が基本。シーズンによってカーキや白が加わる〈5〉

ウエストはゴム入りのため、コードで調節可能。ゆったりとした履き心地ですが、素材の特性上、落ち感が少ないので体に沿いにくく、体型をうまく隠してくれます。艶を帯びた品のある素材感なので、カジュアルな印象になりすぎず、ビジネスシーンやきちんとした場でも活躍します。履けるシーンが多いのも、うれしいポイント。

リラックス感のある履き心地ながら、上質な素材とシルエットのため、家の中でも、オフィスでも活躍する。左はテーパードシルエット〈6、7〉

トレンドが移り変わるなかで、このパンツは5年以上愛されている形。タックの入れ方やシルエットにこだわるこのボトムは、実はシンプルとは言い難いデザインです。でも、古さを感じさせず、いつも新鮮な着こなしができる不思議な存在。誰かの定番ワードローブになってもらえたらうれしいな、と思います。

丈は82cmと91cmをラインナップ。来年春には、さらに長い94cmを展開予定です。このパンツは少しだけワークテイストも感じさせるので、男性にもおすすめです。どうぞお楽しみに!

PHOTO:
矢郷 桃(TOP,1,2,4,6,7)
三浦伸一(3,5)
TEXT:
古山京子(HELLO, FINE DAY!)

Travelogue CHAPTER02_STAMP AND DIARY

高密度コットンの「ウェストタックワイドパンツ」